バーチャル少年合唱団の音楽とは

先生

皆さんこんにちは。バーチャル少年合唱団の先生だ。

今回のコラムは、このバーチャル少年合唱団の音楽について語っていくのでよろしく頼むぞ。

まずは、この合唱団がどのような音楽を行っているのかを確認してみよう。

What Child Is This -御使いうたいて-

まあ、どんな曲でもよかったのだが例としてWhat Child Is This -御使いうたいて-という曲をチョイスした。

一応先生はこのような楽曲を作っている。が、皆さん一つ疑問に思うことはないだろうか。

これは合唱なのかと。

バーチャル少年合唱団の特徴

少年合唱団の魅力

バーチャル少年合唱団の特徴とは…ボーカロイドのOliverというソフトを用い、オリジナルの楽曲を作っている。Oliverは英語のボイスバンクを利用しているので、基本的には英語でしか歌えない。

今のところは著作権の切れたパブリックドメインの楽曲を、合唱曲に編曲して発表を行っている。

What Child Is This -御使いうたいて-もイギリスのトラディショナル(民謡)、グリーンスリーブスの旋律を使っているので、なじみ深い部分もあるのかもしれない。

これは楽曲にもよるのだが、基本的に同音3部のパートを基本に楽曲制作をしている。イメージで言うとソプラノパートが2本にあるとパートを1本といった具合に。これも楽曲によるが。

今度発表する音源には、通常ソロで歌う部分も3分ほどにパートを分けて制作している。みんなで歌ったほうが楽しいじゃん。という感じで。シューベルト&グノーのアヴェマリアとかね。

合唱団の問題点

英語でしか歌えない

合唱は難しい

色々とバーチャル少年合唱団の特徴を語ってきたが、解決できなかった問題点も多々ある。大きな部分が、英語でしか歌えないということ。

他言語で歌わせるとは可能だが、発音がどうしてもできない部分がある。(日本語で言うと「つ」の部分。どうしても「トゥ」と発音してしまう)

そして、次回発表のアルバムでは、ラテン語とドイツ語に挑戦している。もちろんネイティブな発音ではないので、そのように聞こえる程度には頑張って調整したので、実際に聞いて確認をしてみてほしい。詳しい作り方は、また別の機会で触れたいと思う。

合唱感を出せない

音源を聞いてわかってくれると思うが、合唱と謳っていてもソロで3パート。いわゆるみんなで歌っている合唱感が出ていないというのがわかる。3パート3人で歌っている感じ。

合唱というのは、他人数で歌っているイメージがあるだろう。しかし、この合唱団では1一人1パートで歌わせている。

先生もいろいろと執行錯誤してみたんだが、どうしても違和感が出る。ボーカロイド側でタイミングをずらし、多重に重ねても、DTM側でもダブリング等で重ねてみても、みんなで一緒に歌っている合唱感が出なかった。

どうしても同じ音源だと、周波数の関係からか同一人物が歌っている違和感がぬぐえずとん挫した。

なので、泣く泣く少人数で歌う形を採用した。ちなみに、もとはボーカロイドのOliverだけど、パートごとに少し音源の設定を変えている。

ヴォカリーズができない

ヴォカリーズというとは「母音唱法」という。よく耳にする歌詞を鞆わない、アアーやウウーといった歌い方だな。

ボーカロイドだと、どうしても違和感が生じてしまう。それ用の音源もあるのだが、なんとなく馴染まない。これはDTMをやっていくうえでどうしようもない部分だと思うので、ある程度妥協しなくてはいけないな。

とまあ、いくつか問題点も語ってみたが、他た人たちにとっては長短ある部分だと思う。合唱の人数の定義なぞない。先生から言わせれば二人以上で合唱だ。皆さんも、もっと合唱にふれて楽しんでいただければ幸いだ。